僧院長から震災義援金のお礼
- 2015/09/30
- 18:34
ケンポ・テンパ・ユンドゥン・リンポチェはティテン・ノルブッツェ僧院の僧院長です。私自身の先生でもあります。僧院長から震災義援金を送っていただいた世界中のみなさまへのメッセージが発信されました。
原文はフランスのボン教センターであるシェンテンのHPでご確認いただけます。このメッセージを日本語に翻訳しました。ご協力を頂いた皆さま、ぜひご覧ください。
僧院長テンパ・ユンドゥン・リンポチェ
ティテン・ノルブッツェ僧院を支えてくれる友人のみなさまへ
はじめに私達の敬愛するラマであるヨンジン・リンポチェからみなさんへ、心からのご挨拶、お祈り、謝意をお伝えしたいと思います。そしてティテン・ノルブッツェ僧院を代表して、私はみなさんからの惜しみない支援に感謝をお伝えします。
直接個人から頂いた寄付と、以下の団体を通して寄付を頂きました。ティテン・ノルブッツェ協会、フランスのシェンテン・ダルゲリン、ドイツのYungdrung Bön Stiftung、アメリカのリグミンチャ・インスティテュートとヒマラヤン・ボン基金、メキシコのロポンの友人たち、スイスのEVA、タイ王国のサウザンド・スター基金、日本、ポーランド、メキシコ、チベット、中国、インドのその他の団体。
ネパールで起きた大地震により直面した深刻な被害の間中、みなさんから惜しみない援助を頂きました。その援助のおかげで、緊急に必要なものを供給することが出来ました。それは僧院に住む僧侶たちの為だけではありません。仮設避難所に住む多くの人々にも食料、医薬品、テントを供給することが出来ました。彼らは地震により甚大な被害を被った僻地の山村に住む人々です。
私たちは僧侶と俗人から成る支援チームを編成し、数度にわたり僻地の山村に困難を乗越えながら足を運び、支援活動をして来ました。そうした私達の支援活動の概略は以下のとおりです。
再建中のルブラ村にあるちびっこ学校
報道によりご存じのとおり、地震により惨事が起きました。少なくとも九千人の命が奪われ、数万人もの人が負傷し、もっと多くの人が家族と住む家を失いました。貴重な古代遺跡や歴史的な場所が破壊され、永遠に失われました。
公認の技術者集団による「視覚による緊急損傷評価(RVDA)」の報告によれば、ティテン・ノルブッツェ僧院に関して、構造上の損傷はないとのことです。しかし僧院の建物には大きな亀裂と、ひどい損傷が見られるため、修復か部分的な建て直しが必要とされます。
僧院内で主な損害が起きた建物は以下のとおり。
地質調査のボーリング
しかし建築した時の基礎と構造の建築が不完全だったため、より安全を確保するために将来、移設や建て直しすることを、技術者から提案を受けています。
その技術者集団から損傷を受けた建物の補強・修繕工事の提案を受けています。今後の安全と保全の為、斜面に沿って丈夫な保全壁の建設の必要性も指摘されています。保全壁の大きさと形状は地質検査の結果により決まります。その地質検査は現在進められています。
地震による僧侶たちのショックは深く、また彼らは二ヶ月半の間テントでの生活を強いられました。僧侶たちは地元の人々と共に、国際的な捜索隊による救命活動に対し協力を惜しみませんでした。祈りは希望と庇護の源です。ヨンジン・リンポチェの助言に従い、死者と生存者の為に、僧侶たちは毎日特別な祈りを捧げました。
私たちに寄り添ってくれていること、そして絶えることのない支援に対し、私たちはもう一度心から感謝します。いつもみなさんのことを胸にしながら、お祈りを捧げています。
みなさんの健康と途絶えることのない幸福をお祈りしています。
僧院長テンパ・ユンドゥン・リンポチェ
(ティテン・ノルブッツェ僧院とその仲間たちを代表して)
僧院の集会場の修復
お知らせ
10/3(土)大阪 初心者向けゾクチェン
原文はフランスのボン教センターであるシェンテンのHPでご確認いただけます。このメッセージを日本語に翻訳しました。ご協力を頂いた皆さま、ぜひご覧ください。

僧院長テンパ・ユンドゥン・リンポチェ
ティテン・ノルブッツェ僧院を支えてくれる友人のみなさまへ
はじめに私達の敬愛するラマであるヨンジン・リンポチェからみなさんへ、心からのご挨拶、お祈り、謝意をお伝えしたいと思います。そしてティテン・ノルブッツェ僧院を代表して、私はみなさんからの惜しみない支援に感謝をお伝えします。
直接個人から頂いた寄付と、以下の団体を通して寄付を頂きました。ティテン・ノルブッツェ協会、フランスのシェンテン・ダルゲリン、ドイツのYungdrung Bön Stiftung、アメリカのリグミンチャ・インスティテュートとヒマラヤン・ボン基金、メキシコのロポンの友人たち、スイスのEVA、タイ王国のサウザンド・スター基金、日本、ポーランド、メキシコ、チベット、中国、インドのその他の団体。
ネパールで起きた大地震により直面した深刻な被害の間中、みなさんから惜しみない援助を頂きました。その援助のおかげで、緊急に必要なものを供給することが出来ました。それは僧院に住む僧侶たちの為だけではありません。仮設避難所に住む多くの人々にも食料、医薬品、テントを供給することが出来ました。彼らは地震により甚大な被害を被った僻地の山村に住む人々です。
私たちは僧侶と俗人から成る支援チームを編成し、数度にわたり僻地の山村に困難を乗越えながら足を運び、支援活動をして来ました。そうした私達の支援活動の概略は以下のとおりです。
- カトマンズ盆地内Lapsiphedi地区に住む村人に、食料と防水シートの配布。
- Sindupalchowk地区内 no.1, 2, 3, 4 and 9 村の265家族への食糧配布。
- ティテン・ノルブッツェ僧院に隣接するTeen Ghare村、Ranibhan地区、Gairi Gaon地区の村々への食料配布。
- 三日間の無料ヘルスキャンプと地域住民への医薬品配布。震災の被災者には本年度末まで、チベット伝統医学診療所と僧院付属の診療所の無料利用。
- Bhumeshowri高校の365名の生徒に、雨合羽、雨長靴、その他必要な文房具を配布。この高校はHelambhu, Sindhupalchowk -1に位置し、地震により甚大な被害を受けた。
- 51家族に対し、亜鉛メッキ板を供給。Sindhupalchowk地区Helambhuに住む彼らは、完全に住む家を失った。
- Sindhupalchowk地区Helambhuにある他の村人に食料の供給と、共同集会所に使うための大型テントの供給。
- ルブラ村の村民に食料と雨長靴の配布。ルブラ村のちびっこ学校の生徒に食料、文房具、雨合羽、雨長靴の配布。地震で倒壊した学校再建の為、セメント、亜鉛メッキ板の供給。

再建中のルブラ村にあるちびっこ学校
報道によりご存じのとおり、地震により惨事が起きました。少なくとも九千人の命が奪われ、数万人もの人が負傷し、もっと多くの人が家族と住む家を失いました。貴重な古代遺跡や歴史的な場所が破壊され、永遠に失われました。
公認の技術者集団による「視覚による緊急損傷評価(RVDA)」の報告によれば、ティテン・ノルブッツェ僧院に関して、構造上の損傷はないとのことです。しかし僧院の建物には大きな亀裂と、ひどい損傷が見られるため、修復か部分的な建て直しが必要とされます。
僧院内で主な損害が起きた建物は以下のとおり。
- 毎日の勤行を行う集会場、この場所は大部分の僧侶が住む居住空間の下に位置する。
- 本堂の屋根に設置された仏塔。マティ車堂と灯明堂の屋上に位置するちいさな仏塔、これは古い僧侶の住居の屋上に建てられたもの
- 黄色い仏塔の近くにある円形の灯明堂であるリリ・バンバン堂。
- 昔のラブラン(リンポチェのお住まい)の建物にはいくつか大きな亀裂がある。
- 最も古い建物は無事で、それほど損傷は認められない。

地質調査のボーリング
しかし建築した時の基礎と構造の建築が不完全だったため、より安全を確保するために将来、移設や建て直しすることを、技術者から提案を受けています。
その技術者集団から損傷を受けた建物の補強・修繕工事の提案を受けています。今後の安全と保全の為、斜面に沿って丈夫な保全壁の建設の必要性も指摘されています。保全壁の大きさと形状は地質検査の結果により決まります。その地質検査は現在進められています。
地震による僧侶たちのショックは深く、また彼らは二ヶ月半の間テントでの生活を強いられました。僧侶たちは地元の人々と共に、国際的な捜索隊による救命活動に対し協力を惜しみませんでした。祈りは希望と庇護の源です。ヨンジン・リンポチェの助言に従い、死者と生存者の為に、僧侶たちは毎日特別な祈りを捧げました。
私たちに寄り添ってくれていること、そして絶えることのない支援に対し、私たちはもう一度心から感謝します。いつもみなさんのことを胸にしながら、お祈りを捧げています。
みなさんの健康と途絶えることのない幸福をお祈りしています。
僧院長テンパ・ユンドゥン・リンポチェ
(ティテン・ノルブッツェ僧院とその仲間たちを代表して)

僧院の集会場の修復
お知らせ
- 年末にネパールを訪れるボン教スタディツアーは只今調整中です。もうしばらくお待ちください。
- ボン教の瞑想の本を電子出版します。只今編集作業中です。
- ボン教修行記の連載が終了しました。こちらも電子出版します。
ボン教ゾクチェン ちいさな瞑想教室 ご予約受付中!
10/3(土)大阪 初心者向けゾクチェン
10/4(日)大阪 初心者向け瞑想レッスン
10/17(土)東京 夜のやさしいゾクチェン
10/18(日)東京 いまを生きるゾクチェン
ご予約方法・詳細はHP「ボン教の楽しい宝箱」をご覧ください。
http://bonjapan.jimdo.com/
ご参加を心からお待ちしております。
10/17(土)東京 夜のやさしいゾクチェン
10/18(日)東京 いまを生きるゾクチェン
ご予約方法・詳細はHP「ボン教の楽しい宝箱」をご覧ください。
http://bonjapan.jimdo.com/
ご参加を心からお待ちしております。
ネパール震災義援金のお願い
今年の4月25日ネパールで大きな地震がありました。ヒマラヤの奥地にあるルブラ村のちびっこ学校と、ボン教僧院も被害を受けました。ルブラ村のちびっこ学校への寄付金、ボン教僧院への寄付金は、私が窓口になりお預かりしています。私自身か、信頼できる方にお願いして、私からの分を含めネパールに直接届けます。中間で寄付金が消えることはありませんので、ご安心ください。
寄付金をお預かりする方法
A)瞑想教室にご参加される時、直接お預かり可能です。その場合、寄付先とお名前を封筒にご記入ください。寄付先が書かれていない場合、私の方で寄付先を割り振りさせて頂きます。
B)振り込みの場合。ちいさな瞑想教室は個人運営のため、銀行口座を開設することが出来ません。そのため有志の方の名義で口座を開設しています。個人名義ですが、ご心配なく。お振込後、お名前と寄付先(ルブラ村のちびっこ学校、またはボン教僧院)をおしらせください。メール(yuntonbon@gmail.com)か携帯電話(080-9523-5832)にてお知らせください。
寄付金をお預かりする方法
A)瞑想教室にご参加される時、直接お預かり可能です。その場合、寄付先とお名前を封筒にご記入ください。寄付先が書かれていない場合、私の方で寄付先を割り振りさせて頂きます。
B)振り込みの場合。ちいさな瞑想教室は個人運営のため、銀行口座を開設することが出来ません。そのため有志の方の名義で口座を開設しています。個人名義ですが、ご心配なく。お振込後、お名前と寄付先(ルブラ村のちびっこ学校、またはボン教僧院)をおしらせください。メール(yuntonbon@gmail.com)か携帯電話(080-9523-5832)にてお知らせください。
振込先口座
新生銀行 本店 普通預金:2315108 口座名義:ワキシマ カヨコ スポンサーサイト
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プロフィール
Author:箱寺孝彦
ボン教ゾクチェン修行者